エリヤの話
今は通読で列王記下を読んでいます。列王記上の時点でイスラエルの12部族はそれぞれイスラエルとユダの2つに分裂してしまいました。内容としては、それぞれの王や周辺民族との争い、そして関連する預言者とのやりとりがメインになります。その中でも特筆すべきなのがエリヤとエリシャでしょう。
ヘルモン山でのエリヤ対イザベルを筆頭とするバアル崇拝の預言者数百名との預言者バトルは何度読んでも面白いです。圧倒的かつ絶対的な勝利のあとにエリアを襲う恐怖心などは、エリアが本当にただの人間であったことを思わざるを得ません。つい見過ごしてしまいますが、決して彼がすごかったのではなく彼を通して働かれる神様だけがすごかったのです。
エリシャの話
列王記下ではエリヤから2つの分の霊を受け継いだエリシャの話から始まります。エリヤですら偉大な預言者と言われるような存在であるにも関わらず、エリシャはその2つ分を受け継いだのです。そして列王記下ではエリシャとその弟子たちである「ともがら」の名もなき預言者が多く登場します。
ある預言者のともがらは、大きな鍋に料理を作るように命じられて適当にとってきた瓜的なものを放り込んだそうです。(列王記4:38-)そしていざ食する時になって、「これ毒瓜やん!」と大騒ぎになるのです。それをみたエリシャ粉を鍋に入れることによって鍋から毒を取り除き食べられるようにする奇跡をします。
エリシャの弟子預言者の話
僕はこれを読んだ時、とんでもない預言者がいたんだなと思いました。まさにしでかし、しくじり預言者です。大きな鍋で作っていたようですから、全員分が無駄になってしまうので、相当焦ったと思います。しかし、神はそんなミスから彼を救ってくださったのです。
また別の預言者は斧を湖の中に落としてしまいます。(列王記6:5-)彼は「これは人から借りてきたものなのです。」と相当焦ります。しかし、それを見たエリシャは木の枝を湖にたらし、その斧を引き上げる奇跡をします。
僕はこれを読んだ時、とんでもない預言者がいたんだなと思いました。まさにしでかし、しくじり預言者です。弁償しないといけないので相当焦ったと思います。しかし、神はそんなミスから彼を救ってくださったのです。
神は共にていくださる
エリシャの周りにいた預言者は、以上を見る限り優秀な預言者ばかりじゃなかったようです。しかし、たとえ、しくじり、うっかり、しでかし預言者であっても、神に仕えたいと思う純粋な心を持つ預言者には神の助けがあるのだと励まされました。
なぜなら僕自身がしくじり、うっかり、しでかし系クリスチャンだからです。神様に栄光をお返しします。