自分へのご褒美
アマゾンなどで所有欲を駆り立てられてカートに入れたものの、あとから見ると注文確定しなくてよかったと思う物は多くあります。その時は、何かの影響を受けて、自分が所有しているイメージをして、生活が豊かになることを期待します。さらに、おせっかいなことに、頭が勝手にたくさんの合理的と思える理由で自分を納得させるようと動き始めるのです。
僕の場合は、数年前に衝動的にZOZOTOWNで買った服などはほとんど着ていません。むしろ、店舗に足を運んで、サイトで調査して熟考を重ねた結果、購入するという意思決定をした服は長く着ています。その他、アマゾンなどで買ったガジェット系もほとんどが段ボールの中に眠ってしまっています。
今週の金曜日からアマゾンなどでブラックフライデーが始まります。自分にご褒美を買いましょう!的なコマーシャルを多く見かけますが、こんな消費主義の策略にはのらないのが得策です。どれだけ安くても不要な買い物は絶対に避けたほうがいいです。それが、SDGsにのっとった個々人にできることだと思います。
心の豊かさに影響を与えるもの
ほぼ確実に言えるのは、物質的なもので人生の豊かさは決まらないということです。人生の豊かさは内面にあるのであって、物質的な環境に左右されません。劣悪な環境より優れた環境のほうが心の豊かさに好影響を与えそうですが、人間は環境にすぐに順応してしまうので、環境の良しあしは関係ないです。劣悪な環境にいたとしても、心の中に確固たる土台があり、誰とも比較さえしなければ心の豊かさを保ち続けることができると思います。
一方で友人・家族などは人生の豊かさに大きな影響を与えます。年をとっても若かったころのように笑い合える友やどんなことでも相談できる家族がいるのは大きな支えであり喜びでもあります。さらに生涯を共にするパートナーも同じく人生の豊かさに非常に大きな影響を与えるでしょう。
受けるよりも与える方が幸い
人間は何が人生の豊さに大きな影響を与えるのかがわかっているにも関わらず、消費主義的な宣伝に惑わされやすい弱さを持っています。自分にご褒美という内向きな消費よりも、そのお金で誰かと食事にったり、招待したり、プレゼントをあげる外向きの消費をしたほうが絶対に心は豊かになると思います。
聖書のこの言葉は有名すぎますが、真理をついています。
わたしは、あなたがたもこのように働いて、弱い者を助けなければならないこと、また『受けるよりは与える方が、さいわいである』と言われた主イエスの言葉を記憶しているべきことを、万事について教え示したのである。
使徒行伝20:35
今年もブラックフライデーは家族や友人たちに食事をご馳走してみるのはいかがでしょうか。