0242_AIに仕事を奪われずに手に職を持ち続ける方法

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AI革命がもたらすもの

数年前から多くの仕事がAIに取ってかわり雇用が奪われると世間を騒がせています。かつての革命の場合、労働者は農業から産業へ、産業からサービス業への転換が比較的容易でしたが、AIによる革命は労働者を無力化すると言われています。この点がこれまでの革命と違うところだそうです。この革命が数年後に起こるのか、数十年後に起こるのか、はたまたじわじわと崖っぷちに追い込まれるのか、誰にもわかりませんが、漠然とした不安があることに変わりはないと思います。

ある人は、仕事はAIがしてくれるので、人間はもっと創造的な働きをすることができると肯定的に捉えています。ある人は、ベーシックインカムを導入して仕事がなくても生きていける方法を提案しています。働かなくてもいい。そういった状況になった時に人間がどうなるかは、共産主義の実験の結果を見れば明らかだと思います。人間は安きに流れやすいので、自分を含む、みんながみんな有益な創造的な働きをすることができるか疑問でしかありません。

認知も奪われる

人間の労働には必ず2つ必要だそうです。身体と認知です。以前の産業革命では人間の身体を機械が補ってくれました。今後起きようとしているAIは人間の認知の仕事までしてくれるそうです。自動車の自動運転が段階的に始まっていますが、まさに人間の認知を補ってくれており、現在のステージでも高速道路などで運転者の認知を軽減しています。最終的にはそれが完全に人間の認知を補うそうなので、人間は運転席に座る必要すらなくなってしまいます。

こういった実用的な変化ならまだいいですが、ITとバイオテクノロジーが合わさると話が違ってきます。いわゆる、人間の脳をハッキングすることすら可能にし、星新一の本に出てきそうなSFの世界が現実に起きようとしています。人間は神様から良き管理者として与えられたものを管理する役割を与えられていますが、歴史を見る限り、悲観的に見た場合、良き管理人になるのは難しそうです。

職を失わない方法

じゃあ、これからの時代どうすればいいのか?自分の労働力が無力化した時にどうすればいいのか?よく言われるのは対面ケアが必要な分野、例えば看護や介護や保育などの分野がAIにとって代わるのはかなり先だと言われています。ただ、そういった仕事についていない場合、さらにAIを創造する側の技術者や科学者になれない場合、どうすればいいのでしょうか?

個人的な具体的な方策は、ソフトを学ぶことだと思っています。例えば、設計ツールであるCADから、デザインツールのAdobeのソフト、3DモデリングができるBlender、ゲームエンジンのUnityやUnreal Enginなどのソフトを一つでも使いこなせれば数年は職に困ることはないと思います。また、常に新しいソフトを学び続ければ、新しい時代にも対応し続けることができます。こういったソフトの使い方は動画サイトや学習サイトなんどでも勉強ができるので、PC一台だけあれば、0円~数千円で習得できます。

さらに、後生畏るべしの世代は幸いスマホファーストなので、PCでそういったソフトが使えることがアドバンテージになるかもしれません。