麦のようにふるいにかける
先日のCS説教で教えられたことを書こうと思います。聖書箇所はルカの福音書22章でした。ここでは最後の晩餐でペテロが三度イエス様を否定する予告されます。そして、イエス様が裁判にかけられる過程で、本当にペテロは三度もイエス様を否定することになるのです。いつもここを読むたびにペテロの失敗を注視していましたが今回は全く別のことを教えられました。
まず、この出来事の背後にはサタンの策略がありました。
シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。
ルカ22:31
テスト不合格
麦をふるいにかける。つまり、ペテロがカス(もみカス)なのか?残る物(麦の実)なのか?を確認することが赦されたというのです。これはペテロにとって非常に重要なテストでしたが、比較的有利なテストと思われました。なぜなら未知のテストではなくて事前に教えられていたテストだったからです。
しかし、テストの結果はどうだったでしょう。ペテロはテストの結果、カス(もみカス)であることが明らかになったのです。テスト不合格だったのです。サタンは大喜びしたことでしょう。
イエス様が見ていたもの
しかし、事はそれで終わりません。まずイエス様はこのようにおっしゃっていました。
しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈った。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」。
ルカ22:32
イエス様はペテロが犯すであろう失敗を見ておられませんでした。むしろ、とりなしの祈りをしてそこから立ち直れるように祈ってくださったのです。何よりも、イエス様がペテロと出会った3年前の時点でイエス様はペテロが3度もイエス様を否定することを知っていました。それでもイエス様はペテロに従ってきないさいとおっしゃったのです。
ペテロの心
なぜイエス様はペテロの失敗を厳しく非難しなかったのでしょうか。それはイエス様はペテロの心を見ておられたからだと思います。
見よ、あなたは真実を心のうちに求められます。
詩篇51:6
ペテロの心には嘘偽りはありませんでした。何よりもイエス様を愛する愛は誰にも負けていなかったのです。だから彼は失敗したと気づいた時に激しく男泣きをしました。それは、自分は誰よりもイエス様を愛しているのに裏切ってしまったこと、そして、イエス様がそれをもご存じで受け入れ続けてくださっていたからでした。
イエス様への真実な愛
このように嘘偽りのない心を持つ人、またイエス様を心から愛する人はまことの悔い改めに導かれます。そしてイエス様がおしゃったように立ち直ることができるようになるのです。それはペテロが誰もがうらやむものをもっていたからです。それはイエス様への真実な愛です。
僕はどうでしょう。僕はペテロ以上にテスト不合格の者です。もし僕が同じ場面にいたら、恐怖に囚われて間違いなく否定していたことでしょう。毎年レントの時期になるとペテロの失敗が語られます。しかし、ペテロのイエス様への真実な愛こそが重要だと教えられました。