1693_チャールズ デュヒッグ氏著の「習慣の力」という本を読んで

三つのサイクル

先日、チャールズ デュヒッグ氏著の「習慣の力」という本を読みました。企業がどのようにして消費者に新しい習慣を与えるのか?アルコール中毒やギャンブル中毒に悩む人がどのようにしてそれらなしで生きていける習慣はどのようにして身につけたのか?さらに、組織の習慣まで幅広い事例が多くあり、多くの学びを得ることができました。

本書によると、人間の習慣というのは三つのサイクルによって成り立っています。①きっかけ→②ルーチン(行動)→報酬です。悪い習慣を良い習慣に変えるには、このサイクルの②ルーチン(行動)だけ置き換えればいいとうのが本書が提唱している方法です。まずはこれらを言語化するところから始まります。

信じること

しかし、それだけではうまくいきません。なぜならこのサイクルを回しているものは「欲求」だからです。欲求に対してうまく対処しないと習慣は変えられないのです。しかし、この欲求こそが人間を悪習慣の中に閉じ込めようとします。欲求は人間の深いところにかかわっており、多くの場合、本能的であり、本質的なものだからです。

この本では神経科学や行動心理学の側面から科学的な根拠が示されていますが、不思議なことにスピリチュアルな側面があります。それは多くの人が「信じる」という行為によって克服することができたからです。

ある人は教会のコミュニティーに所属し、神様を信じることによって克服しました。ある人は自分は必ず変わることができると信じて乗り越えることができました。本書が教える習慣化とは理性的で具体的な方法が示されている一方で、信じる心が何よりも大切だとしています。

キーストーンハビット

次に、この本では、Key Stone Habit(習慣の要となるもの)という考え方が書かれています。要となる習慣さえ身につけることができれば、それがその他の行動に影響を与え、多くの習慣を変えてしまうという力のあるものです。

キーストーンハビットは人によって異なります。ある人は運動の習慣を生活に入れることによって家庭も仕事もうまくいくようになったと言っています。ある人は早寝早起きかもしれません。いずれにしても、良い習慣化の早道はキーストーンハビットを見つけることにあります。

やるべきことはわかっている

僕は悪習慣で悩んでいると書きました。比較的真面目に取り組んでできる限りのことをしてきたつもりです。早寝早起き、運動の習慣、言語化することなどです。しかし、それでも「欲求」に対して僕は無力であったことを告白しなければなりません。

しかし、本書を読んで僕の方向性は明確になりました。なぜなら、やるべきことはわかっているからです。それは、「イエス様なら必ずできると信じる心」とキーストーンハビットとなる「イエス様との深い交わりの習慣」が僕を変えると知っているからです。

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