0963_地金屋も貴金属屋も紙くずに近づく円を買いたがっている

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ゴールドの価格

10月頃からゴールドの価格が上昇しています。世界情勢が不安定になるとゴールドの価格が上がるといわれています。ここ4年間でコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻、そしてパレスチナ地方での緊張の高まりがゴールド上昇に寄与しています。そしてどうも世界の中央銀行がゴールドを大量に買っているそうです。中国などはロシアの現状を見てドルを持つよりも無国籍通貨であるゴールドを保有したほうがいいという判断なのでしょうか。

さらにそれに輪をかけて円安も続いているので、円建てゴールドはたった1gですら1万円以上するようになりました。これだけ上昇する要因が重なっているので、個人的には一旦どこかで調整が入るのではないかと思っています。本当に不況に陥ったら、ゴールドも売らないといけない局面が来るからです。

ポジショントークを疑う

しかし、日経新聞に書かれていた田中貴金属工業の社長さんの話によると2023年内は底堅く2024年は上昇と言っていました。ブログなどを見ていても地金屋や買取専門の記事などは、これからも短期的には下がるかもしれないが、長期的には上がると書いています。

貴金属を販売する業者などの中には日本のこのインフレ傾向において「円は紙くずに近づきます!すぐに現物資産に変えましょう!」と訴えています。しかし、ここで冷静に見ないといけないのは、相場は誰にもわからないということと、上記はポジショントークの可能性があるということです。

円は紙くずになるのか?

地金屋にしろ、貴金属販売店にしろ、証券サイトにしろ、自分が保有する貴金属を売って紙くずに近づく円を買いたがっていることを忘れてはいけません。これはすごくひねくれたものの見方かもしれません。しかし円が紙くずに近づくと言っても、現状の物価上昇ベースで紙くずになる兆候はまだないと思います。

また円がどんどん安くなって円の投げ売りが始まってジンバブエのようにハイパーインフレになり、既存紙幣を誰も使わなくなるというような状況になる兆候もまだないと思います。もちろん、国債の発行のし過ぎで国の借金が増え、少しの金利上昇で利払いが異常に増えて日本が破綻するということも言われていますが、そればっかりは川上で起きていることなので、川下にいる人たちには何もわかりません。

感情に訴えかけるもの

これから世界の経済や政治が不安定になると多くの主張主義が強く出てくると思います。それらは巧みに感情を煽ってくるものがほとんどです。そうったものを見聞きした時に揺るがないようにキリストを土台としてキリストから目を離さず生きたいと思います。なぜなら、聖書の御言葉は霊に訴えかけるものであり、真実だからです。

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