AIは間違った回答をする
昨日は通読でChat-GPTを利活用する方法を書きました。しかし、AIは間違った回答をする可能性が必ずあるということを頭に入れておく必要があります。たとえば、先日はこのような間違った答えをしました。僕はざっくりこのように質問しました。

すると、「AIは切れていません。」と回答しました。理由としては主な理由は下記でした。
- 口語訳聖書(1954-55)は、日本聖書協会が翻訳・発行した著作物。
- 著作権は翻訳者の死後70年間保護されます(関根正雄氏などの死没:1982年 → 著作権消滅は 2052年末)。
回答の根拠
著作権は有効で2052年まで有効とのことでした。これは日本の法律に合った回答です。確かに著作権は翻訳者の死後70年有効です。だから主な翻訳者である関根正雄氏の死後、70年は有効とのことでした。
僕は間違っていると思ったので一般財団法人日本聖書協会のホームページを直接調べました。するとこのようなページがあることに気が付きました。
2018年10月
口語訳聖書の著作権について
1955年に発行した『口語訳聖書』は、著作権法に基づき、その著作権の保護期間が終了しています。しかし、著作者人格権は失われませんので、勝手に改変、訂正をすることはできません(「聖書の著作権について」ページ参照)
また、下記の表にある訂正された単語や文章の著作権は保護されています。改訂された単語や文章を含む口語訳聖書の使用に関しては、「聖書の著作権について」ページの手続きに従って、使用許諾を申請していただきますようお願いいたします。
以上のように、AIの回答が間違っていたということになります。
クロスチェックする習慣
今は多くの人がAIで検索するようになっています。僕自身Googleで検索するということがだいぶ減りました。しかし、今回の一件で、いくつかのソースから調べてクロスチェックする習慣は欠かせないと思わされました。でないと、本当に間違った回答を信じてしまうからです。
AIには差別表現や不適切な回答がなされないようにファインチューニングされていますが、AIが知らないうちに政治利用された場合、間違った考えや思想をそのまま信じてしまうことになります。
結局は聖霊の導きがなければ人は間違ってしまう
昨日は聖書のことをギリシャ語で調べる使い方を書きました。確かに参照元となる聖書を指定していますが、これも間違う可能性があるということを頭に入れておく必要があります。聖書の知識は必要ですし、大切です。しかし、それ以上に大切なのは霊によって聖書を読むことです。だから、AI利活用する以上に、聖霊の導きを求めて読まないと僕自身も変な方向に行ってしまう危険性があると思わされました。