0269_いるだけで恵まれる祝福の沐浴

今年のクリスマス礼拝

今日は多くの教会でクリスマス礼拝が持たれたと思います。まだ25日ではないのになぜクリスマス礼拝?と思うかもしれませんが、一般的にキリスト教会では、アドベント4周目が始まる日曜日にクリスマス礼拝が持たれます。アドベント(Advent)とは待降節という意味で約一ヶ月間、キリストの降誕を待ち望む期間を示します。今年は25日が土曜日であるため、一週間前の日曜日の今日がクリスマス礼拝となりました。

昨年からコロナの影響で多くの教会が感染防止対策でZOOMやYoutubeを使ったネット礼拝を導入し、様々なイベントも規模を縮小したり、中止といった形での活動が続いていると思います。宗教活動の大部分が対外的な布教活動に重点が置かれているキリスト教会において、コロナのインパクトは相当大きかったと思います。

コロナ禍の教会

僕が通っている教会も対面礼拝とネット礼拝をハイブリットで行っており、座席数もだいぶ余裕をとって確保しているため、礼拝堂に入れない方は別の階でライブビューイング形式で礼拝を捧げています。キリスト教会では、いわゆる大合唱、会衆が声を一つにして賛美を歌うプログラムや礼拝後の食事の交流タイムが設けられているのですが、飛沫が飛ぶ可能性が相当高いので、非常にシビアなプログラムとなっています。

この2年間で、ニュースになっているだけで、2つの教会でクラスターが発生しています。その際に、「大合唱と食事をしていた」と第第的に報道されており、他の教会は全く他人事と思わなかったと思います。今通っている教会では、賛美を歌う時間は、賛美リーダーと呼ばれるメインボーカルだけが別室で声を出して賛美をし、会衆は心の中で歌うという形式をとっています。また、礼拝後の食事の時間ももう2年間ほど中止になっています。

特別な祝福

ただ、そんな中であっても、少しづつ活動は再開されており、今年のクリスマスには感染対策を徹底した環境でのキャンドル礼拝が持たれる予定です。僕は朗読をすることになっています。今日は午後からそのリハーサルがあったのですが、ピアノ独奏や賛美、ギター二重奏、クリスマスの説教などプログラムも盛りだくさんで、みんなが一つになって準備をする、その恵の時間を久しぶりに味わうことができました。

神様は教会活動のあらゆる中に、二人または、三人がキリストの名のもとに集まっているところに共にいてくださいます。合理的に考えれば、非生産的な待ち時間が多かったり、これって意味があるのかな?っと思ったりしてしまいそうになることもあります。しかし、こればっかりは非常に不思議ですが、生産・非生産的かかわらず、神様の特別な祝福があるのです。そこにいるだけで恵まれるので、恵のシャワー、または祝福の沐浴だと思っています。

25日はあらゆる教会で礼拝が持たれることでしょう。一度、教会に足を運んでそこにいるだけで魂が恵まれる祝福の沐浴を試してみてはいかがでしょうか。