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NHKの番組
昨日NHKのニュースウォッチ9を観ていたら、面白い企画がありました。「君の声が聴きたい」というテーマで日本全国の若い人の声を集めているようです。その企画の調査によると、若い人の約半数は、自分に自信がなかったり、将来に希望がもてないそうです。その理由の一つとして、これまで自分の声を聞いてもらったことがなかったというのです。
「これまで、進路を考えるにしても、親の言うことを聞いて自分の声を伝えられなかった」や「特技はあるけれど、周りにはもっとすごい人はいる」など、自分に自信がもてていないようです。なぜ、そんなことになるかというと、やはり「自分の思っていることを聴いてくれる人がいなかった」ということだそうです。
こどもたちの声
NHKのキャスターがある保育園に取材に行った映像がありました。その園では、「ミーティング」という時間があり、こどもたちと先生が輪になって、先生から様々な投げかけを聴きます。それに対して、こどもたちが思っていることを発言するというものでした。こどもならではの微笑ましい発想や大人顔負けのするどい視点など様々な意見が出ていました。
そのミーティングが終わったあとに、こどもたちがこのようなことを言っていました。ある子は「話をするのが楽しい。」、ある子は「話を聞くのが楽しい。」、さらにある子は「大人が話を聴いてくれるのが楽しい」といっていました。子供の直感からくる発言は本質を捉えていると感じました。
聴いてもらって、聴く
おそらくクリスチャンは話を聞いて下るお方を知っていると思います。祈りの中で、誰にも相談できない心の悩みを主に打ち明けると主は「あなたの苦しみを知っているよ」と語りかけてくださり、さらに、その傷を包み、癒やし、時に力や勇気を与えてくださいます。そして、祈りのあとは喜びの涙を拭って、すっきりした気持ちでまた歩みだすのです。
しかし、僕は主イエス様に話を聴いてもらいながら、周りの人の話に耳を果たして傾けているのか?と疑問に思いました。誰かが話している途中で、割り込んで自分の考えを押し付けていないか?いや、そんな厚顔無恥のようなことはしていなくても、心の中で、「そんな考えありえないわ」などと人を裁いていないか?相槌こそ打つだけで、実は左から右に聞き流していないか?そういった周りの人の声に耳を傾けていない自分を省みる機会となりました。
悩みの日にわたしを呼べ、わたしはあなたを助け、
あなたはわたしをあがめるであろう。
詩篇50:15
■もし、主に話を聴いてもらっているなら、次は周りの人の話を聴く番