0240_人生における攻める時と守る時

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日本人中国宣教師

先日3年振りに以前大変お世話になった牧師先生に会いに行きました。約9割ほどずっと牧師先生が一方的におしゃべりしていたのですが、隣で聞いていた奥さんが「久しぶりに再開したのに、何自分のことばっかりしゃべってんの!?」と突っ込むと、その牧師先生は「だって、喋りたいんや〜!」と相変わらずお元気のようで、笑いのつきない楽しい時を過ごすことができました。

この牧師先生は僕が中国に行っている大変お世話になった中国宣教の第一人者であります。僕が2011年に中国行きを決断した年に、大阪で「中国宣教セミナー」という最強にニッチな分野のセミナーを開催しており、それに参加して以来の関係なのです。

セミナーが終わると個別でカフェに連れて行ってくださり、2012年から中国に行くにあたって注意すべきことや様々な実践的なアドバイスを教えていただきました。それから僕が中国にいってからも2、3度、僕が住んでいる街にも来てくださり、数日かけて中国の家の教会を周り、証をしたりする働きなどをさせていただきました。

これからの人生について

その先生は数十年前に日本に帰国されており、短期の中国・香港宣教旅行やNPO法人の活動などを精力的にされていました。現在は、平日は大学で教鞭をとっており、その他NPO法人の理事長や定期的にビデオ電話会議を使って世界各国にいる人達と礼拝をしたりしているようでした。その先生の言っていたこの言葉が非常に印象的でした。

「僕の生産労働時間も10年か20年くらいや。今フルタイムで大学の仕事はしているけれど、その中で宣教の働きは難しい。このまま定年まで安定するのも嫌だ。だから、来年からこの仕事は辞めて、香港と日本を生きつ戻りつ、宣教の働きを再開する。」

と嬉しそうに話していたのです。先生のお子さんも全員社会人になったので、タイミング的にもそろそろ、自由にさせてもらうと言っていました。還暦を迎えた時に家族全員で撮った写真では、全員が家族のオリジナルTシャツを着ていて、本当に仲のよい羨ましい限りの家族だな〜とも思いました。

攻める時と守る時

人生では攻める時もあれば、守る時も必要だと思います。攻めて非日常の行動力で様々な人と出会い関わり道を開くこと、または、道の傍らで次の「攻め」に備えて、自分を成長させ、整えさせ、準備することです。今、自分の行動力に自信がない時でも、今は守りの時だと思って、将来役に立つであろう自分の知恵や知力
や経験を積むことが大切だと思いました。

僕にとって、今は中国に行くときではありません。しかし、もし、再び神様から思いを頂き、中国に行くことがあるなら、その日のために自分を整えられた者として使ってもらえるように今の時を生かして、準備しようと思いました。

そこで、あなたがたの歩きかたによく注意して、賢くない者のようにではなく、賢い者のように歩き、今の時を生かして用いなさい。今は悪い時代なのである。だから、愚かな者にならないで、主の御旨がなんであるかを悟りなさい。
5:15-17