1350_サービス維持調整費が年々上がるから10年分のドメインを更新した

静かに近づくインフレーション

先日このブログのドメインを登録している会社からサービス維持調整費が再度変更されると連絡がありました。このサービス維持調整費はここ数年で何度も上がっています。数年前はいきなり10~20%程度徴収されるようになったのですが、今回はさらに25%にあがりました。

人件費や電気代が上がっているのでサービス維持調整費がかかるのは理解できるのですが、ここまでの頻度になって当たり前のように値上げされるのはどうかと思うようになりました。

耐久消費財などは先に買っておこう

サービス調整費はドメインを更新したりする度にかかってきます。ですので、僕はこれから年々サービス調整費が上がるのを見込んでこの先10年分のドメイン費用を先に払うことにしました。これで、毎年のように上がるサービス調整費の値上がりの影響を避けることができます。

インフレ下では消費者がこのように行動するようになります。それは必ずしも合理的ではないのですがインフレが人にそのように行動をさせるのです。物の値段が上がり続けてこの先も上がり続けるのであれば、耐久消費財などは先に買っておこうという気持ちになります。

価値の保存

実際、過去にトルコでインフレが起きた時はリラの価値がみるみる下がっていきました。しかも、当時政府は為替規制をしたのでドルなど他国の貨幣に交換することすらできなくなりました。そこで少しお金がある人は冷蔵庫を買ってリラの目減りを防ぐ行動に出たそうです。もっとお金がある人は高級車を買ってそれを防ごうとしました。

冷蔵庫も高級車も必要がないのにそのように行動するのです。それは先ほども書いたように決して合理的な行動ではありません。しかし、お金をもっておくよりも耐久消費財で持つ方がはるかに価値の保存に優れていたのです。

お金の三つの機能

お金には三つの機能があると言われています。それは、交換、尺度、価値の保存です。今回僕が10年先までのドメインを買ったのは、お金の価値の保存の機能が今は落ちてきていると感じたからです。もし、デフレ下であれば決してそんなことはしませんが、これからも上がると思ったからです。ただ一方で、この日本で生活する上では交換、尺度の機能は日本円が圧倒的に優れています。

ある人は法定通貨はいずれ紙くずになるという人もいます。それはもしかしたら正しいのかもしれませんが、交換、尺度の点で言えばまだまだ日本円の信用は高いと思っています。それに比べて例えば、暗号通貨などは価格変動が激しいので尺度としての機能は備えていません。

暗号通貨の価値の保存については

交換においてはブロックチェーンの技術を使っているので優れているかもしれませんが、とんでもない電気代がかかります。最後の価値の保存についてはそれぞれ、人によって意見が違いますが、僕はその機能もないだろうと思っています。

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