1306_人を泣かせることを主眼においた商業主義的ドラマ

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ドラマについて

ここ数週間は「踊る大捜査線」の映画が地上波で放送されていて、嫁さんは懐かしいと言いながら毎週見ていました。僕が嫁さんにこのシリーズを一つも見たことがないというとかなり驚いていました。みなさん見たことがあるものなのでしょうか。

普通の人が見るテレビは観ないので俳優や芸人の名前ですらほとんどわかってないのです。先日嫁さんに「ふわちゃん、炎上したみたいやね」って言ったら、そもそものふわちゃんの言い方のイントネーション間違っていたみたいで「わかってないやん」って言われました。

商業主義的コンテンツ

僕がテレビだけでなく映画やJPOPやバラエティー番組を嫌悪する理由についてはこれまで深く考えたことはありませんでした。しかし、異常にひねくれた性格を持っているのでなんとなく下記のような考えがあるのだろうと思っています。

僕はそもそも人が作った作品に過度に感動させられたり心動かされたりしたくありません。ドラマや映画は意図的に人を泣かそうとしたり、感動させようとしたりしてきます。例えば、主人公が病気で余命わずかというようなパターンも多くあり、視聴者を泣かせることに主眼を置いたストーリーなどは非常に苦手です。

言ってしまえば、フィクションのこういったドラマや映画は売れることを目的としているので商業主義的にそういった刺さるストーリーを選んでいるのだと思います。

大衆に迎合しない芯のあるコンテンツ

その一方で、商業主義的ではない人の創作物はとても好きです。たとえば僕はインディーのかなりマイナーな音楽を聴きますが、彼らは売れることを目的としておらず、自分の表現したいことをそのまま表現しています。大衆に迎合しない芯のある人からはあざとく感動させようとしなくても、聴く者の心を揺さぶるものです。

それこそが真実な心から湧き上がる真の創作物です。昔はインディーでいい音楽を作っていたのに、いわゆる売れる音楽を創り出すようになってから好きじゃなくなったというパターンは結構あるものです。

そもそも理解できていなかった

こういった理由から僕はテレビを見ないと思っていました。しかし、先日嫁さんと一緒にドラマを観ていた時に判明したことがありました。それは一緒に見ていても僕には結構理解できていないことがあるということです。僕が嫁さんに「さっきの人はなんであんなこと言ったの?」と聞くと嫁さんは「こうこうこうだから」と説明してくれます。1時間のドラマでこういったやりとりが5~6回くらいありました。

その時に合点しました。もともと僕は相当グレーな人間で、脳のどこかの部位が著しく萎縮、ないしは欠損していると思っており、人との距離感や相手の気持ちになって考えるとかいうのができません。だからドラマにおいても同じで発話者の気持ちになって現状が全く理解できていなかったのです。

人の感情が少しでも理解できるように

つまり、僕がこれまでドラマ見なかった理由は決して商業主義とかうんうんじゃなくて、そもそも理解できていなかったからなのでした。ですので、イキったことを書いてしまって大変失礼しました。

時にはドラマも見つつ人の感情が少しでも理解できるように努めようと思いました。

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