立ち食いそばに抵抗感
今日人生で初めて立ち食いそばを食べました。これまで駅のホームなどにあるのを見ては「いつかは行きたいな~」と思いつつもいけてませんでした。その理由はいくつかあります。一つ目は、おっさんが一列に立ち並んで麺をすすっている光景が異様に見えたからです。なかなか、あの間に入る勇気がありませんでした。
二つ目はどうせ食べるなら座って食べたいよねと思っていたからです。三つ目は早く食べないといけないと思っていたからです。だいたい立ち食いそばは次から次へとお客さんが入れ替わり立ち代わりなので、早く食べないと次のお客を待たせてしまうことになります。そんなことに気を遣うのもいやだなぁと思っていました。
あっち側になった僕
しかしながら、時は経ち、まず僕がおっさんになったので、あの異様な光景の一部になる勇気ができました。そして、別に一人だったらゆっくりする必要はなく立って食べるのもありだと思えるようになりました。そして三つ目は時間をずらしていくことによって解決しました。お昼の時間を15時くらいにずらせばお客も少なく焦ることなく食べられるだろうと。
今日は職場から歩いて5分ほどのところにある「都そば」に行きました。少しでも初心者感を出したくなかったので、事前にGoogleマップでレビューや写真を見て、どれを注文するかを決めてから行きました。
元祖安くてうまくてはやい
15時過ぎの都そばに客は誰もいなかったので安心しました。「俺常連」と思わせるくらいの余裕の表情でセルフの水をコップに入れました。そして、かけそばとミニ丼がセットになったメニューを注文しました。それで550円です。この辺りのチェーン店には決していない感じの昭和のおばちゃんが早速作ってくれました。そばは注文から出てくるまで2分くらいだったかと思います。
そばはスーパーにあるやわやわの袋そばのような麺でしたが、若干太麺でお出しにからませるととてもおいしかったです。今は暑い季節ですが、このあったかいそばを冬にすすることができれば最高だと思いました。
やみつきになる天丼
しばらくするとミニ丼が来ました。これには丸天?と言われるものが載っています。よくどん兵衛とかに入っている丸い手のひらサイズくらいの天ぷらをご飯に載っていて、それに刻みのりといい感じに麺つゆで味付けされています。
これがジャンクフードの如くのおいしさで、これだけでも食べに来たいと思えるものでした。
食べ終わってからおばちゃんに「食器おきっぱなしでもいいんですか?」と聞いたら「ええよ~」と言ってくれました。あ、初心者だってことがばれてしまったと思いながら店をあとにしました。