SNSでの罵詈雑言
SNSなどは自分の興味関心と近い人たちが集まりがちなので、比較的ストレスの少ないコミュニティになると思います。ただ、鍵垢にしていない限り、ツイートが少しでも拡散すると、フォロワー外の人のおせっかいな?コメントが入って来たりしてなんとも言えない気分になることもあります。
もちろん、「今日はこんな所へ行きました」や「こんなものを食べました」のような当たり障りのないツイートでしたら、特に問題は起こらないと思います。しかし、これが思想、宗教、政治、人種、文化、性などの分野のツイートになると、一気にセンシティブなテーマになり、様々な考え方・意見がぶつかります。
僕はTwitterで情報収集だけしていますが、時々見ててしんどくなるようなやりとりや罵詈雑言などが目に入ることがあり、本当にTwitterの世界は精神衛生上よくないと思っています。
日本人はディベートの訓練を受けていない
なぜ、Twitterがこんなことになっているのかと疑問に思うのですが、推測するに、日本人には欧米の方たちのように、主義主張を冷静にディベートするというような文化も習慣もなく、訓練も受けていないので、往々にして感情的な議論になるからだと思います。欧米の方たちは誰かと議論することになった時のために常日頃から理論武装をしていて、理性的にディベートをする習慣があるのではないかなと思います。
だから、日本のTwitter上では「そういう考えもあるよね~」ではなくて、感情むき出しで「俺が正しい!お前たちはおかしい!」というマインドで議論が巻き起こっているのだと思います。Twitterをする場合は、絶対に、右から聞いて左に聞き流す~のような態度で見たほうが精神衛生上いいです。
色んな考えがある
SNS上だけでなく、日常生活でも意見や考え方が異なるのは当たり前です。もし誰かが、あることに関して、自分の様々な考えをつらつらと述べていて、自分の考えと違うな~と思っても、意見を求められない限りは、そうですね~と相槌を打つのが人間関係上よさそうです。もし、飛んで火にいる夏の虫の覚悟で、わざわざ自分のほうから自分の考えを主張したとしても不毛な議論になり、人間関係がギクシャクする可能性すらあると思います。
ただ、その弊害として、その人の主義主張などがいつまでもわからないままでいると、自分が見るその人と実際のその人がどんどんかけ離れていき、ある日、思いもよらぬ形でその人の主義主張が明らかになる場合があるということです。
ですので、「俺は!俺は!」マインドじゃなくて、「そういう考えもあるよね~」くらいの態度で相手の主義主張を受け止められる人になれれば、関係が長くなれば、そういった深い話もできるようになるのではないかと思っています!
■特に日本にはディベートの文化がないので、冷静になれずに往々にして感情的な議論になりがち
■なので、受け止めて「そういう考えもあるよね~」くらいの気持ちで受け入れるほうが精神衛生上もいい
■そうしていくと、否定的な聞き方をしない人と思ってもられるようになるので、自己開示してもらえるようになるかもしれない