暇な時間があると
「小人閑居して不善をなす」という言葉がありますが、つくづく見事に自分のことを言い表している言葉だと思います。コトバンクにはこのように書かれていました。
徳のない、品性の卑しい人は暇であるととかく良くないことをする。
さすがに、自分は不善をなしていないとは信じていますが、もしかしたら、自覚できていないだけかもしれません。忙しい時は閑居する時間がないので問題ないのですが、難しいのは、忙しい時期を乗り越えたりしたタイミングです。どうしても自分にゆるしを与えたくなったりして、気のゆるみが生じてしまうのです。そして、だらだらと過ごしてしまい、時間を溶かしてしまったり、不毛な時間を過ごしたりしてしまうのです。
外部のツールで強制的に自制する
僕には自制心が皆無ですので、そもそも閑居の時間自体を排除しないといけません。今実践していることは、Googleのリマインダー機能を使って、日々にやるタスクの通知がアプリに入るようにしています。例えば、「ランニングをする」や「ブログを書く」や「モデリングをする」などが毎日、あるいは週に3回くらいのペースで自動で予定に割り振られており、当日にリマインダーが入るのです。
調子がいい時にリマインダーが入るのはいいのですが、仕事が終わって、まあまあ疲れている時に入るリマインドはなかなか堪えます。例えば、夜になると「間もなくランニングの時間です。」と通知が入ります。無視をしていると、30分後には「ライニングは完了しましたか?完了を押してください。」みたいな煽りの通知も入るので、嫌でも葛藤が起こります。
走らなければ自分との約束を破ることになる。走れば自尊心が高まるが、走らなければ自尊心が毀損される。そういった葛藤の中に身をおいてでもしないと超絶重い腰をあげるのができないほどの怠惰な人間なのです。
習慣化を助けてくれる
もちろん、タスクを完了出来た時は、「完了」のボタンを押して、すがすがしく気持ちがいいですが、もう今日はさすがに走りたくないという時は完了されないままタスクが残っている表示になります。そうすると、さすがに次回は走らないといけないなという気持ちになることで、なんとか続けることができています。ランニングというタスクについては、まだ習慣化されていないのです。
生きるのが上手な人は、自制して、メリハリよく生活ができると思うのですが、僕のような怠惰な人間は、こういった外部のリマインドがないと、どうしても成り行き任せ、楽なほうに楽なほうに流されるままになってしまいます。
最終的なゴールはリマインドがなくても、生活の一部に習慣化されることです。今日も外も寒そうだし、なんかしんどい気がしないでもないのですが、ランニングのリマインドがきていますので、走ってこようと思います。