0315_合理的な値付けをする人

顔を合わせなくても仕事ができる

ギグワーカーなどフリーランスの方が単発の仕事が探せるクラウドワークスやココナラなどのサービスが世の中に定着してから、顔を一回も合わせることもなく、声やテキストのやり取りだけで仕事をするのが、より多くなり当たり前になりました。

単発の仕事ではなかなかアウトプット重視になり、その人がどういった人なのかまではわからないですが、1年~3年とか一緒に仕事をすると、顔を合わせたことがなくても、その人となりや考え方や信頼できる人なのかどうかがよくわかるようになります。日々の些細なテキストのやりとりでも、「わかりました」、「わかりました!」、「わかりました。」、「わかりました(お辞儀のマーク)」など、様々なバリエーションがある中で、無意識のうちにその日の気分などが現れるのだと思います。

合理的な人

以前、お客さんからの依頼でシステムの機能開発を「たくさん発注するから安くしてほしい」と言われたことがありました。難しいと思いつつも、一応、エンジニアの方に相談すると、その方は「たくさん発注するから安くするというのは無理で、コードの書き方やロジックを変更して、合理的に安くできるのであれば、やってみます。」と言っていました。

その時に、この人は本当に信用できるなと思いました。値下げ要求が来る前提で値付けをしていないのです。この人は合理的に価格設定している人なのです。もし、バルクで注文するから!や情に訴えかけて安くしてほしい!というのが通用する場合、そういった価格設定をしている可能性が高くなると思います。今回はこれくらいのせておいても大丈夫だろう、という駆け引きや匙加減的な価格設定ではないのです。以前、太陽光発電の営業で見積を持ってきた人がしきりにニンマリ笑って「がんばりました!がんばりました!」と言っていたのを見て、この人は相当見積にのせているなと感じたことがあります。

正直に仕事をする

仕事をする中で、つくづく、思っているのが、当たり前ですが、正直に仕事をするということです。これは隠せるかな?とかこれはわざわざ伝える必要はないかな?とか自己弁護したくなったりしても、そういった手は使わずに、正直に伝える方がいいと思っています。一時的には嘘偽りで隠せますが、決して長続きしないと思います。長期で関係を作るなら、正直者で馬鹿を一時的に見たとしても、必ず理解してくれる人が現れると思います。それが原理原則だと思います。さらに、イエス・キリストによって、正直者は神の恵みを見ることもできるので、明日も安んじて仕事をしようと思います。

だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。
マタイ6:34