0199_苦労耐性があることは重要か?

若い時の苦労は買ってでもする

皆さんはこれまでの自分の人生、苦労が多かったと思いますか?人並みよりもどちらかといえば苦労が多かったと思う人もいるかもしれません。こちらも割と主観的なところがあり、苦労耐性がある人は、意外に試練や苦労と思わずに乗り越えておられるように思います。一方で、苦労耐性がない場合は、小さな苦労を大きく捉えて、あたふたしてしまうことが多いかもしれません。

「若い時の苦労は買ってでもせよ」との言葉もありますが、聖書にも「人が若い時にくびきを負うことは、良いことである。」(哀歌3:27)との言葉があります。若い時に苦労をすることで苦労耐性ができて、これからの長い人生乗り越える力ができるのだ思います。

聖書の人物の苦労

聖書の人物を見ると、おおよそ、皆、若い時に苦労をしています。ヨセフはエジプトの奴隷として売られていますし、モーセは当時最高の学問を身に着けていたにもかかわらず、失意の中80歳まで荒野で羊飼いをしていましたし、ダビデも若い時は戦争の連続でした。

先天的なものよりも後天的なもの、特に環境が人を造るのは間違い無いと思います。しかし、さらに神が導かれる環境の中で自分が造られることを知っている人は幸いだと思います。その人が神に信頼している限り、神様が責任をもって導いてくださるからです。どんな苦労や試練がやってきたとしても、過去も、現在も神が助けてくださったから、これからも、必ず、助け出してくださるという確信をもてるからです。

クリスチャンの成長

クリスチャンは苦労があることで、信仰が磨かれることをよく知っています。ですから、苦労を喜んで受けます。人間は易きに流れやすいので、安逸な環境では神に頼ろうとしなくなることをよく知っているからだと思います。そして、神様は現在の私達にあった苦労を与えてくださり、それを乗り越えて成長できるようにしてくださると信じます。

わたしは植え、アポロは水をそそいだ。しかし成長させて下さるのは、神である。だから、植える者も水をそそぐ者も、ともに取るに足りない。大事なのは、成長させて下さる神のみである。コリントⅠ3:6-7

ですので、負荷が少ないなと思ったら、祈って新しいことにチャレンジすることもいいと思います。地域での社会貢献や教会での奉仕など新しいことを神様に頼って進んでやる時に神様は必ず守り祝福し、道を開いてくださると信じています。

結局は私達に苦労耐性があるのではなくて、あらゆる苦労と苦しみを通りぬかれたイエス・キリストが共におられるから、乗り越えられるのだと思います。