0817_生成AIの衝撃

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ホームページが数秒で!?

昨年から生成AIの勢いが凄まじいです。対話型だけでなく、画像生成、動画生成、アプリ生成、ホームページ生成まで様々なものが無料、かつわずかな入力でできてしまいます。先日はホームページ生成を試しに使ってみました。業界選択、企業名選択など簡単な入力をすませるだけで、わずか数秒で企業ホームページが完成しました。

しっかり企業名も反映されておりファーストビューからコアバリュー、サービス内容からお問合せフォームまでしっかり作られていました。確かにわずか数秒でホームページができますが、これを使う企業はほとんどないだろうと思いました。

なぜなら、どこにでもあるような「ザ・テンプレート」に写真とテキストを当てはめただけのクオリティーだったからです。これだと普通にWixやなどを使って公開したほうがもっとリッチなサイトができます。

エンジニアの仕事がなくなる?!

また、生成AIはエンジニアの強力なツールになることは間違いありませんが、エンジニアの仕事をなくすということはないでしょう。なぜなら、AIが生成するプログラムが単体で動くわけではないからです。インフラ、ミドルウェア、フレームワーク、アプリケーション、ライブラリなど様々なものががっちり組み合わさってようやくサービスとなります。

大規模であればあるほど、その構成は複雑になり、そもそも一人のエンジニアの知識や知見だけでは間違いなく運用することはできません。さらに現場には、人間しか知りえない複雑なビジネスロジックや複雑で入り組んだ仕様が存在するので、最終的にそれに合わせるのは人間が関与しないと実現できません。

画像生成系

では、画像生成系AIはどうでしょうか。こちらは個人的にはかなり雲行きが怪しいと思っています。AIがWeb上の画像や動画から学習してそれをもとに生成します。たとえば、その画像にはAというクリエイターの作品が使われているということを証明するのはかなり難しいと思っています。「似ている・似ていない」の水かけ論になりそうです。ここは政府や業界も規制を入れると思いますが、規制しきれないグレーゾーンが今後も残り続けると思います。

今の意思決定が未来を決める

昨年あたりが生成AI元年となりましたが、これからはよりAIである程度何でも創れる時代になると思います。これは自分も危機感を抱いています。エンジニアにしろ、デザイナーにしろ、コーダーにしろ、上流に携われる者だけに仕事が残る時代がくるでしょう。そのために、そこを追求しつづけるのか、あるいは、フィジカルに振り切るのか、判断が求められているように思います。

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