0748_神に祈らずにChatGPTに何でも聞く世代

業務の効率化が期待できる

皆さんはChatGPTを使っておられるでしょうか。僕も最初は面白半分で触っていた程度だったのですが、仕事でもかなり威力を発揮してくれています。たとえば、Webサイト制作の案件があった時、基本的にキーコピーやキャッチコピーなどのテキストはお客さん側で用意して頂くのですが、中にはテキストもぜんぶ考えてくれ!みたいなお客さんもいらっしゃいます。

そういった時に、これまでは、できる限りお客さんの業界や競合などをしっかり調査して自分なりにいくつか候補を考えてお客さんに最終的に判断してもらうようにしていました。

アイディア出しにはぴったり

しかし、今やこういった方法でChatGPTにキャッチコピーやキーコピー案を出してもらうことができるのです。これは実際の案件ではないのですが、こういった聞き方できます。例えば、製造業向けのWebサイトのキーコピーを10個書いてと聞くとこのように返してくれます。

  1. “インパクトを生み出すイノベーション。”
  2. “可能性を現実に変える。”
  3. “エキスパートの知見で体験を高める。”
  4. “テクノロジーの力で人々をエンパワーする。”
  5. “解決策を創造し、結果を届ける。”
  6. “複雑さをシンプルにして進歩を促進する。”
  7. “コラボレーションで卓越性を鼓舞する。”
  8. “透明性を通じて信頼を構築する。”
  9. “妥協のない品質の提供。”
  10. “ビジョンと目的をもってリードする。”

こういったアイディア出しを瞬時にやってくれるので、これをたたき台にして色々と考えることができます。また「英語にして」と言えば、英語にしてくれますし、高校生でもわかるような簡単な単語を使うようになどの細かい指示もできます。

こういった使い方をすることで業務のスピードがかなり上がったと感じています。うまくプロンプト(質問)をつくることができれば、より期待に近い回答を得ることができます。

人間が陳腐化することとAIが神になること

ただ、前回も書きましたが、ちまたでは正の面と負の面が議論されています。何か問題があった時になんでもAIに聞けば回答をもらえるので、自分で考えたり、自分で答えを出すという思考力や考察力が劣化するというのです。これは本当にそのとおりだと思います。うまく使わないと人間が陳腐化する一方になります。

また個人的にクリスチャンとして危惧しているのが、神様に祈らなくてもAIがすぐ教えてくれるでしょという世代が出てきそうな気がしています。例えば、自分の子供に祈ることを教える時にAIが脅威になるのではないかと思われたからです。

なぜなら、神様の方法は自然の摂理にのっとっているので、瞬時に答えが与えられる時もあれば、忍耐や待つということが必要となるからです。そんなの待ってられないから進むべき道はAIに聞いたほうが手っ取りばやいみたいになりそうなのです。

創造主である神を何ものも超越できない

そういう問題に直面した時にはこう説明しようと思っています。AIは人間がこれまで学んだことを学んでおり、人間の総体のようなものにすぎません。結局AIは神にはなりえないのです。

たとえ、すぐに回答や解決策が与えられるとしても、あなたを創造した神だけがあなたが進むべき、判断すべきことをご存知だということです。

おっさん
■AIがどれだけもてはやされても神に祈ることの重要性はより高まってくるだろう

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