0312_若い時の原体験こそが重要

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未来に蓄えること

老後2000万円問題から多くの人が自分の老後を意識するようになったと思います。特に20代や30代で積立NISAなどを始める人が増加したそうです。備えあれば患いなし、転ばぬ先の杖は人生において非常に重要です。有形資産だけでなく、無形資産も含めて、老後に備えるということはとても大切だと思います。

ただ、もし資産形成などを始める理由が、「みんながやっているから」だとか、「漠然とした不安があるから」というのは少し違う気がします。なぜなら、そういった不安や恐れによって、意識が未来に行きすぎると、今という時間がないがしろになる可能性もあるからです。

若い時にチャレンジすること

若い時に大きなチャレンジしようと思えば、まとまったお金も必要になることもあると思います。ある人は起業したり、ある人は留学に行ったり、リカレント教育を行ったりと、レールを変えたり、大きな決断をするときには、ある程度のお金が必要になります。もし、一切合財、老後のためにと蓄えておいた場合、必要な意思決定が排除されることになり、もったいない人生を歩みそうな気がするのです。

若い時に大きな意思決定をすべき理由に、感受性が豊かというのがあると思います。若い頃は擦れてないので、比較的純粋なので、様々な経験や書物や音楽などの影響がストレートに入ってきます。僕にとって、人生の方向性を全く変えるような経験や読書体験の多くは16歳〜21歳がほとんとです。そしてそういった影響が人生の土台になっている気がするのです。

若い時の原体験がその後の人生を支える

もし、当時衝撃を受けた書籍や音楽を大人になってから読んだり聴いた場合、同じような変容が自分の中に起こるとは到底思えません。経験や知識は、物事をありのまま受け取ることを困難にします。それは、自分の芯なり、軸ができている証拠でもあり、不要な情報を排除できるようになります。ただ、若い時の無知は悪いことばかりではなくて、良質なもの、益になるもの、称賛に値するもの、建設的な書籍や音楽は、心の中に彫り刻んで消しされないほどのインパクトを与えてくれます。それが、その人にとっての軸となり芯となるのだと思います。

最も価値のあるもの、最も称賛に値するものはなんでしょうか。それは、イエス・キリストご自身にほかなりません。もし、若い時にイエス・キリストに出会うなら、その体験が魂の奥深くに刻印され、これからの人生に大きな影響を与え続けてくれると思います。

あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、「わたしにはなんの楽しみもない」と言うようにならない前に、
伝道の書12:1