0059_ムクムク広がるイースト菌

今、アメリカでイーストと小麦が全然手に入らないようです。コロナの影響で自粛しており、家でパンを焼く人が急激に増加したからだそうです。家族でワイワイパンをこねて、焼いて気分転換ができます。また、買い物に行く回数も減らしつつ、焼きたての香ばしいパンを食べれるなどメリットが多いそうです。

引用元:news.yahoo.co.jp

小麦だけで、こねて焼いても、ペラペラのクレープみたいなものしかできないので、膨らませるためには必ずイーストが必要になります。以前、家に自動パン焼き機がありました。材料を放り込んで置くだけで、勝手に生地を捏ねてくれて、寝かしてくれて、焼いてくれるという優れものです。焼き終わった後、ふたを開けると、あら不思議、元生地比2倍くらい大きなパンが焼き上がります。

聖書にもイーストが出てきます。

聖書時代には、パンを焼く時はすでに発酵したパン生地の小片を新しい粉に練り込んで、粉全体を膨らませてから焼いていました。この小片を、パン種と言います。

引用元:seishonyumon.com

発酵済みのパン生地の小片さえあれば、それがパン種になり、小麦に紛れこませると、全体が膨らみます。発酵の原理なので、ヨーグルトなども同じようにヨーグルトの種菌が一定量あれば、牛乳だけでヨーグルトを増やすことができます。小学生の頃、大のヨーグルト好きがいて、自分でヨーグルトを量産している友人がいました。笑

聖書では、パン種は罪の象徴として書かれています。

あなたがたが誇っているのは、よろしくない。あなたがたは、少しのパン種が粉のかたまり全体をふくらませることを、知らないのか。新しい粉のかたまりになるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたは、事実パン種のない者なのだから。わたしたちの過越の小羊であるキリストは、すでにほふられたのだ。
コリントⅠ5:6-7(口語訳)

ちょっとした高ぶりがイーストの如くムクムクと膨らませてしまいます。自分の中に、「イエス様いなくても、俺やっていけるんじゃね?」と声なき声が心の中に聞こえることがあります。

ペットボトルのキャップくらいのサイズのメントスが一旦コーラに放り込まれると、またたく間にジェット噴射のようにコーラの泡が溢れ出してきます。

誇りという、わずかなイースト、わずかなメントスに気づかせて頂いて、ムクムクと大きくなる前に取り除いて頂いていただけますように。