0043_自転車旅で知らないおじさんの家に宿泊

16歳の時、友人と2人で自転車でビワイチ(琵琶湖一周)に挑戦しました。京都から滋賀県大津まで往復20キロ、琵琶湖一周の一般的なコースで180キロほどですので、合計200キロです。東京を起点とした場合だと、静岡や長野県松本あたりまでいける距離です。朝3時集合で、夜24時頃に家に到着したので、約21時間の爆走です。

10代なんて、ノリと勢いだけなので、何の計画性もありませんでした。途中、琵琶湖ではしゃいで泳いだりしたので、体力を全く温存しておらず、最後の5時間くらいは真っ暗な中を泣きそうになりながら、無言で自転車を漕いでいました。最後の京都へ戻る山を越す時、精根も尽き果て、水も尽きて、もうここで死ぬかもしれないと思ったのは一生忘れられません。(笑)

22歳の時は、友人2人と自転車で京都から石川県金沢まで行きました。およそ260キロです。東京を起点とした場合は、ちょうど、福島県まで行く距離になります。この時は、「1日到着縛り」はしていなかったので、のんびり、野営しながら行きました。

途中、テントを張って野宿して、海の波の音や虫の鳴き声を聞きながら、星空を眺めたり、ホテル泊では味わえない魅力を堪能しました。また、コンビニ前でカップラーメンをすすっていたら、知らないおじさんが声をかけてきたので、事情を話したら、おじさんが家に泊めてくれたこともありました。

おじさんの家に一泊といえば、21歳の時、中国で列車が早朝4時に到着して、周辺にホテルがなかったので駅で困っていると、タクシーのおじさんが朝まで家に泊めてあげようというので、宿泊させてもらったことがあります。

今まで、国内外問わず、旅に出ると、必ず、誰かが助けてくれました。善良なおじさんだけでなく、多くの人に何度も助けられています。聖書には旅人をもてなした人の記述が複数あります。また、新約聖書ではこのように記載されています。

兄弟愛を続けなさい。旅人をもてなすことを忘れてはならない。このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。
ヘブル13:1-2(口語訳)

かえって、旅人をもてなし、善を愛し、慎み深く、正しく、信仰深く、自制する者であり、教にかなった信頼すべき言葉を守る人でなければならない。
テトス1:8-9(口語訳)

僕は今まで、旅人として、何回もおじさんにもてなしてもらってきたので、今度はおじさんの立場で、「もてなす」心で神様の栄光を表せるようにと祈ります。