ガバガバ
先日ちょっと小走りしていたら、カランカランと何かが落ちる音が聞こえたので下を見ると銀色の輪っかが落ちていました。キーホルダーかなにかの部品が落ちたのかなと手にとってみると、なんと、左手薬指にはめていたはずの指輪だったのです。気づかずにそのまま走り続けていたらと思うと恐ろしくなりました。
改めて拾った指輪をはめてみるとなんと、ガバガバでいつ抜け落ちてもおかしくない状態になっていたのです。ピーク時から10kg減量した影響がこんなところにも出ているのかと驚きました。
体重ピーク時に作った
結婚間近という時点ですでに世界はコロナに突入していました。以前にも書いたとおり当時は運動習慣も食習慣も怠惰をきわめており、僕はかなり太り始めていました。そんなタイミングで指輪を作ってもらったので、指輪のサイズもピークに合わせてあったのです。
太った場合は指輪を伸ばせるので比較的簡単だそうなのですが、痩せた場合はどうも指輪をカットして溶接して小さくするしかないようです。仮に小さくしてもらったとしても、また太った場合、指が締め付けられて余計に困ることになります。
嫁さんにゆったら、ネックレスみたいに首からぶら下げといたらと言われましたが、さすがにアラフォーのおっさんが首から指輪をぶら下げているのは控えめに言って気持ち悪いです。とりあえず、現状は暫定措置として右手の薬指にはめておくことにしました。
指輪は必要なのか?
最近は結婚しても指輪を買わない、つけないという方も増えたように思います。確かに周りにも指輪をつけていない方が結構います。僕はこれまで特に「なぜ指輪をつけるようになったのか?」や「どういった意味があるのか?」などを深く考えるもなくただ当たり前のようにつけていたように思いました。
指輪の役目としての一つ目はあたり前ですが、契約のしるしです。結婚する二人が神の前によい時も悪い時も共にいて支え合うことを誓う契約のしるしです。しかし、これとて、指輪をしていても冷えっ切っている夫婦はいますし、指輪をしていなくても愛し合っている夫婦はいるものです。だから契約のしるしとしての指輪は特に意味がないと思います。
名残と商業主義
次は周りの人に既婚者だということを示すことができますが、これも会話をすればすぐに既婚者だとわかるので、別にわざわざ指輪で示す必要もないような気がします。僕が考える指輪をつける習慣が今も残っている理由は、ただ単に以前の名残りと商業主義だと思っています。
ですので、完全に男性目線で恐縮ですが、別につけようがつけまいがどちらでもいいと考えています。