中国の家の教会での一日

中国の家の教会の日曜日

私が通っている教会の総信徒数は、1000名程度であり、聖日の礼拝は、以下の3部に分かれています。

一部…8:30~10:30
二部…11:00~13:00
三部…19:30~21:30

私が通い始めた頃は、説教が全然聞き取れなかったため、できるだけ、すべての礼拝に参加するようにしていましたが、今では、二部のみに参加しています。主な理由は、時間的に参加しやすいことはもちろん、聖歌隊の出演が二部にあるからです。

ただ、先日は久しぶりにすべての礼拝に参加しました。聖歌隊の成員募集のための広報をかねた出演を、すべての礼拝ですることになったからです。

中国の家の教会の聖歌隊活動

これから、聖歌隊の活動をさらに拡大させるにあたり、聖歌隊成員大幅増加計画が立てられました。

現在の聖歌隊の主力メンバーは25名ほどで、練習だけに来ている人は10名ほどです。合計しても40名にもなりません。宣伝用ビラは当初300枚だけ印刷される予定でしたが、信仰により500枚印刷されたようです。ビラはリーダーの郭さんお手製の昭和初期のにおいが漂ってくるノスタルジックなものに仕上がっていました。

当日は朝7時50分に教会に集合し、30分ほど最終リハーサルし、本番です。一部の礼拝が終了次第、すぐに別室に移動し、またリハーサルをします。

毎回思うんですが、何をそんなに練習することがあるんだと思います。ひたすら、練習し続け、二部の礼拝での奉仕も無事終了し、昼食を済ませ、やれやれと思っていると、次はワーシップチームの練習が始まります。

中国の家の教会のワーシップチーム活動

結婚式に参加

今日は18時からホテルで結婚式があり、そこで、4曲だけ賛美をすることになっていました。新郎はバンド内でエレキを担当している余君です。

少しだけ練習し、急いで、機材を車両に積み込み、式場へ移動しました。わたしにとって、中国の結婚式の参加は初めてです。会場はオフィス街にある40階以上もあるビルに入っており、式場のクオリティは日本の結婚披露宴会場それ以上だと思われるきらびやかなところでした。

スクリーンは映写方式ではなく、ステージ中央に、ライブ会場と見間違えるほどのLEDライト採用の超大型スクリーンが設営されていました。入場前だったので、試験的に次々と新郎新婦の微笑ましい、幸せそうな写真が映し出されていました。

私たちも、その幸せにあずかりながら、黙々と会場内でのセッティングを終え、リハーサルが終わった頃は、もう既に開始数分前。司会者は当教会のリーダーの一人である李兄弟が会衆にまもなく始まる旨を伝えていました。

そして、式が開演、開始早々、空間が和やかになるような賛美を2曲。続いて、祈祷がなされ、全員で聖書朗読をし、新郎新婦入場。そして、このタイミングで残りの2曲を賛美しました。賛美が終わったのは18時30分頃です。

賛美が終わり、当教会のリーダーである楊兄弟が、結婚に関する説教を始めました。一方、私たちは、食事する間もなく、すぐに機材を片付け、即撤収します。
19時半から第3部の礼拝が始まるからです。

夜の礼拝に参加

再び三部の礼拝に参加するため、車で教会へ向かいます。

ちなみに結婚式で司会者をしていた李兄弟は、本教会の三部の説教もしなければならなりません。ちなみに、李兄弟はフルタイムの教職者ではなく、平日は某大手企業でエンジニアをしている普通のサラリーマンです。

18時50分に到着し、またまた、聖歌隊のリハーサルです。19時30分から三部の礼拝が始まり、3回目の聖歌隊の奉仕もなんとか無事終了しました。

そして、ようやく長い長い一日が終わりました。

聖歌隊の宣伝効果のほどは、まだわかりませんが、仮にもし500名全員加入、いや、たとえ300名だけだったとしても、もう少し、ゆとりのある聖日になるに違いないと、期待の気持ちで一日を終えました。

あなたの大庭にいる一日は、よそにいる千日にもまさるのです。

カナンの地は今日も輝いています。

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