ちゃちゃっとできる
システム会社で仕事する中で、お客さんからこのような言葉を聞くことが増えてきました。
「これくらいチャッピー(Chat-GPT)でちゃちゃっとできるでしょ。」
ちゃちゃっとできるかは別にして確かにチャッピーでほとんどのコーディングができるようになりました。AIを利用することで、たとえばこれまで5人日かかっていた機能を2人日で対応できるようになってきているのは事実なのです。
じゃあ、それでシステム会社が万々歳かというとそういうわけでもありません。なぜなら、これまでの開発の見積もりにはAI利用という前提がなかったからです。
工数ベースの見積もり
これは多くのシステム会社も頭を悩ませている課題だと思います。これまでシステム会社は工数ベースで見積もられてきました。つまり、エンジニアが何日作業するのか?エンジニアの単価はいくらなのか?をベースに見積もられてきたのです。従来のそこの見積もりには、現状AI利用が反映されていないのです。
願わくば、システム会社としてはそのような事情から、AI利用をしていない前提で工数を出したいです。その理由としては、システム会社としては成果物に対して責任をもつことが求められるからです。
成果物が重要
できあがったものがAI利用だろうが、人が書いたものであろうが、成果物さえよければそれでいいからです。これはこのように考えられます。AIは部下でAI利用者はその上司です。AIのアウトプットに対して利用者が品質を保証し責任が持てるのであれば、それはAI利用者がやったこととしてもいいのです。
実はこれは従来からも行われていたことでした。たとえば、調査するタスクがあるとして検索エンジンを利用するとします。それがネット上の情報であったとしても、その調査結果に対して責任を持つのは調査した人です。「いや、これは検索エンジンで調べたネット上の情報だから…」と言って責任を逃れることはできません。
成果物がよければその過程はなんでもいいのです。
価値ベースの見積もり
そういった中でシステム開発の見積もりが、工数ベースではなくて価値ベースになるべきだという議論があります。どれだけ工数がかかってもその成果物に価値がなければ価格は安くなり、ほとんど工数がかからなくても価値があると思われれば価格は高くなるということです。
この議論にはまだ答えが出ていませんが、数年後には出るのではないかと思います。













