1607_「あの人はどうなのですか?」

心の中の声

僕の心の中には時々このような声が聞こえてきます。

「あの人はどうなのですか?」
「あの人はああなのに?」
「なんであの人だけ?」

このような内なる声が聞こえてきた時の対処方法は既に聖書に書かれています。聖書は当事者のプライドを完全に無視して当人の失敗や行動をありのままに書いてくれています。それはひとえに、現代を生きる僕たちに教えるためにほかなりません。本当に神の言は僕たちを教え、戒め、正しくし、義に導いてくれるものです。

あなたにはなんの係わりがあるか

ペテロはイエス様にこのように言いました。

ヨハネによる福音書 21:21
ペテロはこの弟子を見て、イエスに言った、「主よ、この人はどうなのですか」。

どうでしょうか?冒頭にあげた僕の内なる声とほとんど同じです。この発言があった背景についてはヨハネによる福音書21章に書かれているので、ここでは詳しくは書きませんが、イエス様の答えはこのようなものでした。

ヨハネによる福音書 21:22
イエスは彼に言われた、「たとい、わたしの来る時まで彼が生き残っていることを、わたしが望んだとしても、あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」。

応えは明確です。

「あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」。

隣の芝生は青く見える

しかし、誤解を恐れず書けばこの言葉だけでは不十分だと思います。なぜなら、人と比べているということは自分に何か満たされないものがある証拠だからです。なぜ比べるかといえば、他人が良く見えるからです。隣の芝生は青く見えているのです。

つまり、「あなたは私に従ってきなさい」という言葉に対する応答が必要だということです。主は従う者に、求める者に豊かに報いてくださるお方です。それは物質的なものも含まれるかもしれませんが、僕の理解においては霊的に豊かなものを与えてくださるということです。

神様の豊かな満たし

なぜなら、物質的なものは人間から与えてもらうことはできるからです。しかし、魂、霊的なことに関しては神様でしか満たすことはできません。心の中には神の形をした空洞があり、その乾きや虚しさは、ただ神様によってでしか満たすことができないからです。神様の豊かな満たしとはなんでしょうか?僕は詩編23篇だと思っています。

詩篇 23:1-6
主はわたしの牧者であって、わたしには乏しいことがない。
主はわたしを緑の牧場に伏させ、いこいのみぎわに伴われる。
主はわたしの魂をいきかえらせ、み名のためにわたしを正しい道に導かれる。
たといわたしは死の陰の谷を歩むとも、わざわいを恐れません。あなたがわたしと共におられるからです。あなたのむちと、あなたのつえはわたしを慰めます。
あなたはわたしの敵の前で、わたしの前に宴を設け、わたしのこうべに油をそそがれる。わたしの杯はあふれます。
わたしの生きているかぎりは必ず恵みといつくしみとが伴うでしょう。わたしはとこしえに主の宮に住むでしょう。

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