専門知識とヒューマンスキル
今日は久しぶりにヒューマンスキルが著しく低い社会人に出会って驚きました。仕事をする上で専門知識やビジネススキルは絶対に必要ですが、ヒューマンスキルがそもそもないと一緒に仕事をしたいと思ってくれる人が離れていき、専門知識を活かすチャンスがなくなってしまうと思います。こんな話を聞いたことがあります。
良心のない腕のある医者に見てもらうか?もしくは、良心のある腕のない医者に見てもらうか?
この問にある人はこう答えたそうです。
状況によって変わります。手術が必要な場合は前者の医者に、病気を診断してもらう場合は、後者の医者に見てもらいます。
この答えは本当に正しいと思います。ただし、仕事のほとんどは様々な人と中長期的に行っていくものであり、ヒューマンスキルのない腕のあるビジネスマンは単発では活躍できても長期的には行き詰まってしまう可能性が高いと感じています。
感情的にならない返答
今では仕事のやりとりは、テキストベースが多く、打ち合わせも音声かカメラ越しに相手を見るだけです。だからこそ、より一層、コミュニケーションには気を使わないと誤解を生むだけでなく、大切なビジネスチャンスを逃してしまう可能性すら出てきます。相手はこう読み取ってくれるだろう、自分はこう思って書きました、は今では通用しないと思います。相手のコミュニケーションの方法に合わせて、文末は「。」だけで完結させる人なのか、「!」マークを付けてもいい人なのか、あるいは、「絵文字」も使ってニュアンスを伝えてもいいのか、複数回のやりとりをすればだいたいわかります。
僕は一時期モバイルゲームの問い合わせサポートを手伝っていたことがありますが、そこで、大量の想定問答集を作成したことがあります。ユーザーからどれだけ理不尽なことを言われても、謝罪し、怒りを収束に持っていく方向で文面を作らなければいけません。「○○しなければ、消費者庁と国民生活センターに報告します。」等の脅しや「あなた達は馬鹿ですか」とかここに書けないような罵詈雑言に対して返信し続けて来ました。
こういった対応をすることによって、どれだけ理不尽でも感情的にならずに、誠実に対応する筋肉みたいなものが身についたような気がしています。
無理して付き合う必要はない
これまで出会ってきたヒューマンスキルが著しく低い人は開発の案件を進める時もごねたり、むちゃをゆってきたり、いわゆる口だけのタイプの人が多かったので、こういう人を相手にすると精神衛生上も良くないですし、他の仕事にも影響がでてしまいますから、やんわりとクロージングする方向に持っていきます。変な開発案件やむちゃぶりする人は開発のエンジニアを苦しめるだけで、炎上まではいかなくても、疲弊してもうやりたくないと匙を投げられる可能性もあります。
ですから、開発を守るためにも、そういった仕事は受けないようにするのも一つだと思います。
聖書が教える処世術
聖書の言葉で、こういった言葉が好きです。
人を自分よりも優れた者としなさい。
人の子は仕えられるためにではなく、仕えるために来た。
僕は相手のヒューマンスキルうんぬん書いている時点で人を優れた者と見れてないのかもしれませんが、今回は相手の無愛想な対応に対しても、「僕の伝え方は悪かったです」と謝ることができたので、神様の助けがあったと思っています。
その人のために、、、、、祈りつつ、、、