0121_フレキシタリアンのいいところ

数年前からアメリカで人工肉の人気が急上昇しています。植物性の素材で牛肉のパティを再現したインポッシブルバーガーやビヨンドミート社などがあります。この人工肉製品は割高なのですが、従来からいた菜食主義者(ビーガンやベジタリアン)だけでなく一般の人にも好まれているそうです。

ビーガンには、動物愛護の観点から肉だけでなく革製品や毛皮製品も利用しないという人もいれば、宗教的な理由から肉だけたべない人など程度は様々です。ある人は肉だけ食べないが、ある人は肉も卵も大豆製品も食べないという人もいます。

そして、普段は肉を食べるけれど、時々、菜食主義者になる人をフレキシタリアン(フレキシブル+ベジタリアン)というそうです。柔軟な菜食主義者という意味です。

僕は宗教的理由でもなく、個人の嗜好で何度か菜食主義者にチャレンジしたことがあります。でも意志薄弱なので、友人に焼き肉に誘われたその日に終わったりしていました。今はできるだけ肉を控えるといったことも特にしていません。

医学的なことはわかりませんが、それぞれの信念と体質に合ったものを食べたほうがいいと考えます。菜食主義者は寿命が短いというデータもあるようです。その真偽はわかりませんが、もし、長く生きたいのであれば、お肉は食べたほうがよさそうです。おおよそ、高齢者に長生きの秘訣を聞くとお肉を食べているという人が多い気がします。ただし、長く生きるかではなくて、いかに生きるかなので、ここは信念の問題にもなります。

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聖書には宗教的な理由から菜食主義に徹した人が肉を食べた人よりも健康的であったという記述があります。ここだけを読んで菜食主義者になるのは短絡的であり、神様の栄光が現れるためにその時はそれが必要になったと考えるのが適切かもしれません。

既存のガチの菜食主義者に加えて、フレキシタリアンが増加するのはいいことだと思います。再分配や資源の低利用という観点から見ても、肉は有限で、また飼育するのに大量のバーチャールウォーターを消費するので地球には優しくなると思うからです。

柔軟な菜食主義者はいいですが、都合のいい柔軟なクリスチャンにはならないように気をつけたいと思い、今日もこの言葉を胸に刻みつつ。

イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。これがいちばん大切な、第一のいましめである。
マタイ22:37-38(口語訳)