0120_ブラックリストは良いもの

アメリカから始まった人種差別に対する抗議デモはとどまることがありません。コロナの影響で問題が起きたのではなくて、コロナの影響でずっとあった問題が露呈したとみる意見が多いようです。

抗議デモはイギリスやフランスなどの国だけでなく、日本や韓国などアジアの国にも飛び火しており、抗議デモが行われる国は増加し続けています。

人種差別については、今回のコロナにおいても、黒人の死亡率が白人の2倍であったり、黒人の逮捕率が高かったりと、誰も否定できない様々なデータが示しているようです。

正直、私に至っては、「黒人差別はしていない」という認識だったのですが、今日、情けないながら差別用語を使っていることに気が付きました。

仕事柄、「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」という言葉を使うのですが、これまで、なぜホワイトリストがいいもので、ブラックリストが悪いものなのかと疑問にも思いませんでした。

「白は正義を表す、黒は悪を表す」こういった認識を当たり前のようにしていますが、これも刷り込まれた理解かもしれません。確かに、聖書には罪を雪のように白くするやどんな布さらしでも白くできないほど光輝いていたのような表現がありますが、黒が罪を表すという記述は、わたしは知りません。

青は冷たさを感じる、赤は温かさを感じるというのは、主観的なもので言語に依存していているようです。決して客観的にすべての国の人がそのように感じるわけではありません。

日本では虹の色は7色ですが、ある国では12色であり、ある国ではたった2色しかないなど、色に関しては様々なとらえ方があります。

そのため、「白は正義を表す、黒は悪を表す」というのも完全に刷り込みと考えられると思います。

冒頭のホワイトリストとブラックリストに関しては、これからは、それぞれ、アロウリスト(Allow List)とブロックリスト(Block List)としないといけないようです。

自分が気づいていないところで、このような差別用語を使ってしまっていて、非常に反省いたしました。

神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。
1:27(口語訳)