0338_最強のデータベース

会員登録するかどうか?

サービスを提供する側はユーザの情報をできるだけ多く取りたいものですが、会員登録に登録項目が大量に並んでいるとユーザが離脱して登録してくれない可能性があるので、サービス側とユーザ側との間で見えないせめぎあいがあります。サービス側としては、登録することによるメリットを列挙して、ユーザはそのメリットを享受するためにここまでの情報を出すべきか?という判断を迫られます。

個人的にも、いいな〜と思うサービスがあっていざ登録をしようとすると登録項目が異常に多かったり、課金予定がないにもかかわらず、クレカ登録が必須項目になっているとほとんどの確率で離脱してしまいます。今では多くのサービスで登録の手間を省くためにSNSログインが実装されているのがほとんどですが、ECや学習サイトなど課金系サービスは遅かれ早かれ本登録でクレカ情報の登録が避けられないのが実情です。

データベースを持つ者

登録項目などによって、ユーザの興味や嗜好がわかれば精度の高いリコメンドやプロモーションをかけることができるので、サービス側はこういった情報を喉から手がでるほどほしがっていることでしょう。ただ会員登録時の登録項目は時間の経過とともに陳腐化されていき、有効なメールアドレスでなかったり、居住住所も変わっている可能性があり、情報の鮮度は時間とともにかなり落ちていきます。

一方で、TwitterなどのSNSはツイートすることにより、ユーザの興味関心の変化が随時わかる仕組みになっているので、広告表示先として絶好のプラットフォームになっています。SNSによっては、エリア・年齢・性別・興味関心などのセグメントなどで広告が打てるようになっています。

企業はそういった情報をデータベースとして一元管理しており、それが企業の中核の財産になっています。鮮度、精度の高いデータベースをもっている企業が最もユーザのことを熟知しており、実際にユーザにとって必要なものを適切な方法で、適切なタイミングでレコメンドしてくれているのでしょう。

最強のデータベース

聖書にはこのような言葉があります。

主よ、あなたはわたしを探り、
わたしを知りつくされました。
詩篇139:1

創造主である神は被造物である人間のすべてをご存知であるということです。氏名、年齢、住所、電話番号だけではなく、興味、関心、嗜好性などもご存知です。そういったマーケティングに使えそうな情報だけではなく、誰も関心がないような、いや、誰も関わりたくないと思うような様々な悩み、苦しみ、苦悩、葛藤、罪悪感など誰にも言えないような心の秘密もご存知です。

唯一、イエス・キリストだけがそういったネガティブなものに関心をもってくださり、最後にはそれらを背負って十字架にまでかかってくださったのです。

あなたはみそなわし、悩みと苦しみとを見て、
それをみ手に取られます。
寄るべなき者はあなたに身をゆだねるのです。
あなたはいつもみなしごを助けられました。
詩篇10:14

鮮度、精度の高いデータベースをもっている企業が最もユーザのことを熟知しており、ユーザにとって必要なものを適切な方法で、適切なタイミングでレコメンドしてくれてくれる以上、天の神様は僕たちに必要なものを熟知していて、必要なものを適切な方法で、適切なタイミングで与えてくださらないはずがありません。