1007_なぜ、中国に行きたくないのか?

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もう中国に行きたくないの?

先日会社の上司から「もう中国に行きたくないの?」と聞かれました。僕はもう中国には行きたくないことを伝えました。すると上司が「じゃあ、例えば、今一緒にプロジェクトで動いている中国人エンジニアがどうしても会いたいってゆったら会いにいく?」と聞いてきましたが、これに対しても、どうしても仕事で行かざるを得ない状況であれば行きますが、明確な行く理由がなければ行きたくないと伝えました。

つい10年ほど前までは中国に行きたくてたまらなかったのに、この温度差はなんだろうかと思いましたが、それにはいくつかの明確な理由があります。

いくつかの理由

一つ目は20代の頃に中国でやりたかったことは既にやったからです。今よりも10歳以上も若い状態で単身中国に乗り込んで自分がやりたかった日本語教師や中国の家の教会で奉仕することをやったので、それ以上の願望はもはやないのです。今は年もとったので、そんなにチャレンジする気持ちもないのです。

二つ目は結婚したからです。結婚とは不思議なもので、結婚式の時の誓いのとおり確かに契約が結ばれているのです。表現は悪いですが、目に見えないくさりみたいなものがあって強固に結ばれているのです。くさりもありますし、たとえ、数日の海外出張であっても、嫁さんを家に残して行くのはかわいそうですし、僕も心配になります。

リスクが大きすぎる

三つめは子供が生まれたからです。これは結婚したことにも通じますが、もはや僕は僕自身だけのものじゃなくなったからです。単身の時は僕が死んでも影響の範囲は限定的でしたが、今は僕が死んだら強烈に影響を受ける人が二人もいます。僕がいなくなることで、経済的、精神的、霊的な大きな欠乏を与えるわけにはいかないのです。

なぜこんなことを書くかというと、中国は理不尽な出来事やあり得ないイベントが多すぎで、いつ死んでもおかしくないと考えているからです。それこそ、エレベーターの中に閉じ込められたこともありますし、乗っていたバイクタクシーが派手にこけたこともあります。ある時はマンションに帰ったら鍵がシリンダーごと何者かに交換されていて、鍵で開けられない出来事もありました。

今はいかない

そういった理由があるので、わずか数日の出張であってもそういったリスクは負いたくないというのが僕の本音です。もちろん、今後仕事で中国に行かざるを得ない状況になることはあるかもしれませんが、今は何とかしていかない方向で守ろうかと思っています。

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