0040_天幕(テント)生活

先日、SNSで誰かの個人運営のアカウントで南海トラフ異常値検出につき、注意喚起がなされていました。気象庁の発表ではそのような通知は出ておらず、今のところ、地震は発生していないので、引き続き、注意は必要かもしれませんが、とりあえず、大きな事態にならずに安心しました。

ミニマリスト生活のいい点は、生活そのままが災害対策になるということです。布団は持ち運ぶのは大変ですが、シュラフなら片手で持ち運べます。テーブルも椅子もすべて、アウトドア製品なので、いずれも片手で持ち運べます。

キッチン周りの道具もマトリョーシカ人形のように収納できます。また、コーヒーカップサイズほどの組み立て式のガスコンロもあるので、屋外でも簡単に料理ができます。

ですので、有事の時は部屋の中にあるテントを畳んで、もろもろ、持ち出して、ある程度、不便なく生活ができる状態になっています。

基本思想として、この世では寄留者であり、旅人という考えがありますので、物や場所に執着する気もないですし、何かあれば、すぐにでも移動できるような心持ちでいます。

イスラエル民族は約束の地に入るまでの間、天幕(テント)生活をしていましたし、パウロは天幕を作る仕事をしつつ、宣教の働きをしていたようです。

出エジプト後のイスラエル民族は、一つのところにとどまらず、昼は雲の柱、夜は火の柱が彼らを離れず、「主が行けといえば行き、主が止まれといえば止まる」というような生き方をしていました。

雲が幕屋の上からのぼる時、イスラエルの人々は道に進んだ。彼らはその旅路において常にそうした。しかし、雲がのぼらない時は、そののぼる日まで道に進まなかった。
出エジプト40:36-37(口語訳)

当時イスラエル民族にとっての約束の地はカナンでした。現在でいえば、広義の約束の地は天の御国で、狭義では、常に求めるべきお方、イエス・キリスト御自身でしょうか。

イエス様との交わりの時間を大切にして、朽ちない冠を得るために進み続けます。

しかし、すべて競技をする者は、何ごとにも節制をする。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするが、わたしたちは朽ちない冠を得るためにそうするのである。
コリントⅠ9:25(口語訳)