0261_ラインハルト・ボンケの書籍を読んで学んだこと

ドイツ人宣教師ラインハルト・ボンケ

先日、ドイツ人宣教師ラインハルト・ボンケの書籍を読みました。ボンケ氏は南アフリカの宣教師として非常に有名で70年代〜00年代にかけて世界各地で数万人を動員する天幕集会を行い、多くの人をキリストに立ち返らせる働きをされてきました。彼の集会ではイエス・キリストが語られ、さらに多くの癒やしの奇跡が伴ったそうです。ラインハルト氏はヨーロッパ系のペンテコステ派に所属し、水によるバプテスマだけではなく、イエス・キリストによる火によるバプテスマ、つまり聖霊の体験を重要視しており、聖霊の体験に異言もともなうことを信じています。

生い立ちから南アフリカに行くまで

ラインハルト氏は4人兄弟の3男として、第二次世界大戦中にドイツの軍人の家庭に生まれました。もともと、両親はルーテル派の教会に通っていたそうなのですが、軍人であるお父さんが、いわゆるペンテコステ体験をし、強烈なイエス・キリストとの出会いを経験します。その後、父ハーマンは退役し、牧師となります。お父さんとしては長男に牧師としての働きをしてほいと願っていたようですが、ラインハルトの兄は神様から離れた生活をしていたようです。

そんな中でラインハルトもイエス・キリストと個人的に出会う体験をし、さらに、南アフリカのヨハネスブルグで宣教をするビジョンも与えられます。当時、それをお父さんに語った時、お父さんは喜ぶわけでもなく、まともに対応してくれなかったようです。しかし、彼がまだ神学校に行く前に、ラインハルトが誰かのために祈ると癒やしが起こったり、力強く語られる聖書の言葉により、周りやお父さんも彼が選ばれた者であることを認めるようになります。

その後、ラインハルト氏は自分の教会が所属するドイツのペンテコステ系の神学校に行くこと勧められたのですが、断固として断り、英語ができないままイギリスの神学校に生き、英語で説教ができるように訓練されます。そして、結婚後、南アフリカに遣わされ、力強い宣教の働きをされていくのです。

学んだこと

学んだことの1つ目は、確信をもつということです。彼が祈りの中で示されることはほとんど、周りに反対されていたということです。宣教師になるということ、イギリスの神学校に行くこと、南アフリカでの様々な意思決定、すべては祈りの中で示されたことであり、彼には強い確信がありました。その確信があったからこそ、周りの意見や情に左右されずに、神様の御心のままに進んで行けたのだと思います。

僕たちは時に、周りの意見や感情に左右されて神様の御心から離れた意思決定をしてしまうことがあると思います。もし、心に平安がないなら、迷っているなら、確信がまだないなら、平安がくるまで、確信がくるまで、祈りの格闘をしないといけないと思わされました。

2つ目は、御言を語る訓練をするということです。今の宣教のムーブメントはワーシップと言えるでしょう。今ではYoutubeを開けば、世界中のクオリティーの高い賛美やワーシップソングをいつまでも聴くことができます。動画数は明らかに説教数より多いと思います。宣教の働きには音楽による賛美の力は欠かせませんが、なによりも大切なのは、御言であり、説教であり、口から語られる言葉であると思いました。

もちろん、神様は賛美する者も求めておられますが、御言を語る者をもっと強く求められているのではないでしょうか。今僕にできることはせいぜい、御言を覚えて、必要としている時に必要な人にその言葉を使えるように準備するくらいですが、語るアウトプットを念頭において、生活もしていこうと思いました。