0224_日常を簡単に非日常にする方法

気分転換の効能

コロナの感染者数が減少するにつれ観光地にも人が戻りつつあるようです。先日は隣の県に行きましたが、閑古鳥が鳴いていた観光地にも人がだいぶ戻ってきていて、以前の景色に懐かしさを感じました。遠くに行かなくても近場の行ったことのない観光地に行くだけでも気分転換になるものですが、やっぱり飛行機や新幹線などで遠出をするといつもよりもリラックスできたりするものなのでしょう。もちろん、外出しなくても、家でゲームや読書し全く別の世界に没頭することで気分転換ができる人もいっぱいいると思います。

非日常は単なる気分転換をもたらすだけでなく、様々な刺激が触媒となって思考の転換までももたらしてくれたりします。コンサートに行って励まされたり、絵画を観てインスピレーションを得たり、静かな自然の中で頭の整理をしたりもできます。

非日常が日常になる時

僕は以前は週に1回ほど銭湯に行っていましたが、最近はめっきり行かなくなりました。かつては銭湯は僕にとって祈る場所であり、思考する場所であり、リラックスできる場所でした。ただ、毎週行く場所になると次第に非日常の空間ではなくなってしまい、足が遠のいてしまったのです。

銭湯に限らず、観光やコンサートなどから得られる非日常は普段体験できないからこそ非日常なのであって、もしその非日常が毎日になると日常になってしまいます。そうすると、非日常の刺激に慣れてしまい、刺激として受容できなくなってしまいます。これが非日常の難点であって、非日常を求め続ける人間の悩ましいところなのだと思います。

明日から簡単に非日常を味わう方法

最近、簡単に非日常を味わえる方法を見つけたのでご紹介します。対象者は限定的ですが下記のとおりです。

遅寝をしている人は早寝をして早起きをしてみる。

僕は普段1時〜2時頃に寝床につき7時〜8時頃に起床する遅寝タイプの人間です。しかし、先日仕事の関係でどうしても5時に起床しないと行けない日があり、前日10時ごろに寝付き、翌朝5時に起床して外出しました。すると、普段見ない世界が広がっていました。真っ暗な朝、透き通ったひんやりとした空気、自転車の少ない駐輪場、がらんとした電車、電車の窓から差し込む朝日、すべてが感動的で映画の中の主人公になったかのような非日常を味わうことができました。これに味をしめて、翌日も同じように早起きをすると、また別の違った点に気づきがあったり大収穫があったのです。

早起きは三文の徳か

自己啓発本などでよく朝は黄金の時間と言われますし、早起きは三文の徳とか言われていますが、それは早起きする人からの目線だと思います。人によって体質は違いますし、人のパフォーマンスが最も上がる時間帯も朝とは限りません。

僕個人も早起きは三文の徳とは思いませんが、非日常を味わい、思考の転換が必要な時にはいい方法なのではないかと思いました。

わたしは朝早く起き出て呼ばわります。
わたしはみ言葉によって望みをいだくのです。
詩篇119:147