1405_「 その根から一つの若枝が生えて実を結び」がイメージできない問題

イザヤ書の11章

僕が好きな御言にイザヤ書の11章1~2節があります。その理由としてはこの箇所が詩的であり、かつイエス様がどういったお方なのかがはっきりと書かれているからです。まず1節にはこのように書かれています。

エッサイの株から一つの芽が出、
その根から一つの若枝が生えて実を結び、

エッサイとは、ダビデの父です。マタイの福音書にも書かれているとおり、イエス様の系図の中にはエッサイ、その子であるダビデ、そしてイエス様の父であるヨセフが記載されています。イエス様が誕生される700年ほども前からどの系図から生まれるかが預言されていたのです。

イエス様すごい!

さらに2節はこのように続きます。

その上に主の霊がとどまる。
これは知恵と悟りの霊、深慮と才能の霊、
主を知る知識と主を恐れる霊である。

僕はこの箇所を読むたびにイエス様を褒め称えたくなります。なぜなら、イエス様は知恵と悟りと深慮と才能に満ちたお方だからです。語彙力ゼロですが、単純に「イエス様すごい!」と思うのです。そして、イエス様は誰よりも天の父の御心を知っておられ、神であるのに主を畏れる生き方をされました。

1節がうまく暗唱できないという問題

今日は通読でこの箇所を読んでいたのですが、いつもの悩みにぶち当たりました。それは、1節がうまく暗唱できないという問題です。2節は全く問題ないのですが、1節がどうしても混乱してしまうのです。みなさんは下記御言を読んで映像がイメージできるでしょうか?

エッサイの株から一つの芽が出、
その根から一つの若枝が生えて実を結び、

最初の一文目の株から芽が出ているのはイメージできます。しかし、僕はなかなか二文目がイメージできなかったのです。その根が指すものはエッサイの株の根なのか?もしくは、株から出た芽が成長したその根なのか?がわからずイメージできなかったのです。

GPTに聞きました

そして、邪道だと思われる方は邪道と思われると思いますが、GPTに聞きました。

おっさん
イザヤ書11章2節のその根が指すのは若枝の根?それともエッサイの株の目?原語から説明して
GPT4
「その根」(そのね)が指すのは、「若枝の根」か「エッサイの株の目」かを原語(ヘブライ語)から説明します。

原文(ヘブライ語)
イザヤ書 11:1 の原文は以下の通りです:

וְיָצָא חֹטֶר מִגֵּזַע יִשָׁי וְנֵצֶר מִשָּׁרָשָׁיו יִפְרֶה

発音: Ve-yatsa choter mi-geza Yishai ve-netzer mi-sharashav yifre.

語句の分解
חֹטֶר (choter) = 「芽」「小枝」
מִגֵּזַע (mi-geza) = 「株から」
גֵּזַע (geza) は「幹」「株」などの意味。
יִשָׁי (Yishai) = 「エッサイ」(ダビデの父)
וְנֵצֶר (ve-netzer) = 「若枝」「新芽」
מִשָּׁרָשָׁיו (mi-sharashav) = 「その根から」
שָׁרָשִׁים (sharashim) = 「根(複数形)」の所有形「彼の根」= 「エッサイの根」
יִפְרֶה (yifre) = 「実を結ぶ」
文法的な解釈
חֹטֶר (小枝) は מִגֵּזַע (エッサイの株) から 出る。
נֵצֶר (若枝) は מִשָּׁרָשָׁיו (その根) から 生じる。
שָׁרָשָׁיו (その根) の「彼の」は エッサイ を指している。
つまり、「その根」は「若枝」の根ではなく、「エッサイの株」の根を指していると考えられます。

結論
「その根」(שָׁרָשָׁיו, sharashav)は文法上 「エッサイの株」の根 を指しています。「若枝の根」ではなく、「エッサイの根から若枝が出る」という構造になっています。

したがって、解釈としては:

「エッサイの株」から「芽(小枝)」が生え、
「エッサイの根」から「若枝」が生えて実を結ぶ。
この表現はダビデ王家の血統から新たな支配者(メシア)が出ることを示唆しています。

イメージ図

みなさんはわざわざGPTを使わなくてもわかっておられたかもしれませんが、結論は「その根」はエッサイの株の根でした。そしてその絵柄をGPTに生成してもらったので、画像を共有して今日はおわります。これで1節目が明確にイメージできるようになったので暗唱聖句も詰まらずにできそうです。


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