中国の日本語学校でストライキをしました

2012年9月11日、日本政府による尖閣諸島国有化により、中国各地で大規模な反日デモが勃発。中国全国に充満した反日感情が、日本語学習の意欲の芽を摘んでしまい、日本語学習者が大幅に減少。

その影響が、当校にまで及び、デモ勃発以降、問い合わせがほぼ皆無の状態になり、新規学習者がなく、収入がない中、学校は経営継続のため、箱として、一番重要と判断されたテナント賃貸料を優先

その結果、未払い賃金が発生。教師達は抗議する間もなく、学校に対して債権者になる。学校は借金を繰り返し、自転車操業を開始。新規学習者が増加しない中、新年を迎える。

翌年、2013年1月、同市内にある語学学校が合併案を提案。当校の教育許可証と商標を相手校に売却することで合意。その際、相手校は当校の経営状態を全く把握しておらず。

春節後、2013年3月、当校の経営状況が相手校に明らかになる。その後、立て続けに、教育許可証の名義譲渡に関する問題や、契約上の欠陥も多数見つかる。買収後も教師全員の2か月分の未払い賃金は依然として払われず。

2013年4月、多数の教師に学生本位の考えじゃないと言われながらも、自分の権利を守るため、一人のクリスチャンがストライキを断行。

相手校の校長、当校の校長、
教師が集まって緊急会議実施。

会議中、一人のクリスチャンが当校校長を怒鳴りつけ、その場にあったホワイトボードのペンを彼に投げつけ、退室する事態が発生。教師の取り計らいにより、例のクリスチャンが連れ戻され、会議再開。

すべての人に対して寛容でありなさい。

相手校校長は、買収前の学校の借金には一切関与しないとの立場を固持し、結局、非論理的な議論で終了。打開策として、契約書に記載された相手校校長から当校校長へ支払われる5万元(85万円)を未払い賃金に充てることになり、教師全員の未払い賃金は、2013年の12月末に教師全員へ全額支払うことで合意。

そして、2013年12月、年末に支払われるべき5万元は(85万円)は、当校長が、すでに借金返済のため使用し、無いことが判明。相手校校長は、買収前の借金には一切関与せずの立場を取り、やはり、非論理的な議論で終了。

例のクリスチャンが、当校校長に誠意を見せるように要求。未払い給料の一部の返済を要求し、2014年1月5日、当校校長より2,000元(34,000円)のみ受け取る。2013年1月、当校長と教師の間で借用書を作成する。春節後、2月28日までに全額返済すると明記。(遅延率15%)

当校長は、実家にあるワゴン車を売却し、返済資金を集めると約束。

2013年1月16日、当校長、学生の留学資金を詐欺行為により着服し、強制解雇。そして、昨日(借用書の期日の2月28日)、解雇された前校長に連絡したが、やはり返済資金はないことが判明

蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。

例のクリスチャンが辞職するつもりはないが、辞職を交渉カードにし、再度、相手校校長(現校長)に交渉。学校を買収した以上、そこで、勤務する教師の未払い賃金を払う義務があることを要求し、要求に応じられない場合は、辞職することも辞さないことを告げる。

しかし、辞職の交渉カードもむなしく破り去られ、再び、例のクリスチャンは、午後と夜間の授業をストライキ。現校長が、もしストライキを続けるなら、今月の賃金は払わず、辞職するにしても2週間後にしろとの通達を出す。辞職するつもりはなかったクリスチャンは、交渉失敗の末、結局、現校長に謝罪の電話を入れる。

契約は履行されず、
約束は守られず、
希望は失望に終わる。

なぜ、むしろ不正をも甘んじて受けないのですか。なぜ、むしろだまされていないのですか。

その後、解雇された校長(25歳)に電話すると、彼は一生懸命働いて少しづつ返すと言った。彼は詐欺行為による着服は意図してしたことじゃないと言った。彼はヤミ金融の借金取りに追われていた事情も話した。彼は相手校校長に土下座して、我々の未払い賃金を立て替えるようお願いしたことも話した。彼は両親の事情も私に話した。

彼は多額の負債を抱えており、若くして金銭的、精神的な負担を負いすぎた。

私は、2月28日に借用書を自分で破棄。私はキリストに罪の代価を払ってもらった。明日、私は彼と友達として食事をする約束をした。

この季節、東莞では到る所で、キンモクセイの花が咲いている。その暖かい優しい香りは、人々に春の訪れを伝えている。

希望は失望に終わることはない

カナンの地は今日も輝いています。

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